執筆:圓尾 拓也(腫瘍科認定医・獣医学博士)
皮膚欠損の修復についての計算です。直径dの円形の皮膚欠損を一辺dの正三角形の皮膚フラップで覆うと面積比は何%になるでしょうか?
円の面積は、πr²なので、
π(d/2)² = πd²/4
正三角形の高さは、三平方の定理から√3d/2となります。
したがって、正三角形の面積は、
d × (√3d/2) ÷ 2 = √3d²/4
両者の面積比は、
(√3d²/4) ÷ (πd²/4) = √3/π ≒ 0.551
つまり、正三角形の皮弁の面積は、円形欠損の約55%です。
これでは狭いようなので、転移皮弁の種類によっては三角形の一片を1.5dに伸ばしているようです。
