猫白血病はうつる?感染から発症までの流れと正しい理解

猫白血病ウイルスは猫同士でうつる感染症です。
ただし、感染したからといってすぐに発症するわけではなく、体の中での経過を経て、時間をかけて病気として現れることが多いのが特徴です。

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猫白血病とは何か

猫白血病はウイルスによる感染症で、免疫の低下や貧血、そしてリンパ腫などの腫瘍に関わることがあります。
名前から「血液の病気」と思われがちですが、実際には体全体に影響を及ぼす疾患です。

どのようにうつるのか

感染は、日常生活の中での距離の近さによって決まります。
なめ合う、長時間同じ空間で過ごす、ケンカで噛まれるといった接触を通して、唾液中のウイルスが体内に入ります。

逆に、同じ部屋に少し一緒にいる程度では成立しません。人の手を介して広がることも基本的にはなく、空気感染のような広がり方はしません。

感染してから何が起きるのか

ここが最も誤解されやすい部分です。
感染は「うつった瞬間に病気になる」という単純なものではありません。

体内に入ったウイルスは、まず免疫の働きとせめぎ合います。
この段階でウイルスを排除できることもあれば、体の中に残り続けることもあります。

残った場合には、血液や骨髄の中に潜みながら、ゆっくりと影響を広げていきます。
そして時間の経過とともに、免疫低下や貧血、あるいはリンパ腫といった形で「発症」します。

発症までの時間

発症のタイミングは一定ではありません。
感染してから比較的早く症状が出るケースもあれば、数ヶ月から数年かけてゆっくり進むこともあります

このため、飼い主さんの感覚としては
「気づいたら病気になっていた」
という印象になることが少なくありません。

なぜ「がんがうつる」と感じるのか

猫白血病はリンパ腫などの腫瘍と関係します。
そのため、同じ環境で暮らす猫に腫瘍が見つかると、「がんがうつった」と感じることがあります。

しかし実際には、
ウイルスが感染し、その結果として腫瘍が発生している
という流れです。

がんそのものが直接移っているわけではありません。

一緒に暮らしていいのか

感染猫と非感染猫の同居は、状況によって判断が分かれます。
リスクはゼロではありませんが、その程度は生活環境によって大きく変わります。

外に出さないこと、接触の仕方を考えること、必要に応じてワクチンを使うこと。
こうした管理を前提に、現実的な選択をしていきます。

まとめ

猫白血病はうつる病気ですが、その成立には接触の条件があります。
そして感染はすぐに発症につながるわけではなく、体の中で時間をかけて進行します。

重要なのは、感染と発症は別の段階であること、そして、がんそのものがうつるわけではないことです。

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