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執筆:圓尾 拓也(腫瘍科認定医・獣医学博士)
漠然と「肺高血圧」と言われても、分かったような、分からないような印象がありました。
このコンセンサスでは、PH(Pulmonary Hypertension:肺高血圧症)を原因によって6群に分類します。
左心疾患、呼吸器疾患・低酸素、肺血栓塞栓、寄生虫など、原因を分けて考えることで、かなり理解しやすくなります。
呼吸器疾患では、低酸素になった肺胞への血流を減らすため肺血管が収縮します。これが広範囲・慢性的に起こると肺血管抵抗が上がり、PHにつながるそうです。
クッシング症候群で肺血栓塞栓が話題になることがありますが、PHの分類を理解すると、こうした病態もずいぶんとっつきやすくなりました。
治療の基本は、まず原因疾患への対応。
一方、特発性PAHなど原因そのものを治療できない場合には、シルデナフィルなどのPDE5阻害薬が治療の大きな柱になります。
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