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深読みするのが好きな人っていますよね。刑事ドラマなんかでやっているやつです。いや、好きというより、できるのでしょう。
論文では、仮説を立て、その結果を予測しながら研究を進めます。ですから、私も考えないわけではありません。
ただ、人間相手の深読みは、どうにも苦手です。
深読みする人の思考を聞いてみると、なるほどと思いました。他人の行動や発言から、その人が何を考えているのかを、将棋の三手詰めのように予測するらしい。
この人はこう考えている。だから次はこう動く。ならば、自分はこうしたほうがいい。
勝ち馬に乗りたい。相手によく思われたい。傷つきたくない。
他人に興味があるというより、他人から見た自分に興味があるのかもしれません。
予測が当たればうれしい。外れれば、なぜ外れたのかと、また考え込む。
なかなか忙しそうです。
犬の散歩をしていると、同じ場所に、同じようなウンチが落ちていることがあります。
見つければ拾うのですが、ときどき、どうしてだろうと考えます。
子どもが散歩をさせているのだろうか。袋を忘れたのだろうか。拾う習慣がないのだろうか。それとも、大人が分かっていて拾わないのだろうか。
最後の可能性まで考えると、だんだん嫌な気分になってきます。
けれど、本当のところは分かりません。
分からない事情を想像し、勝手に悪意を見つけ、勝手に腹を立てる。そうして感情のスイッチを入れ続けていると、他人への共感まで少しずつすり減っていく気がします。
だから、考えないことにします。
誰が、なぜ、そこに残したのか。考えても分かりませんし、私には深読みする能力もありません。
何も考えず、感情も起動せず、落ちているウンチを淡々と拾う。
そのほうが平和です。
深読みと
思いやりは
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by まる爺
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