この論文は、通常のO-Z回転皮弁と、V-Y rotation advancement(V-Y回転進展皮弁)を用いた2症例の報告です。
執筆:圓尾 拓也(腫瘍科認定医・獣医学博士)
O-Z形成術の基本設計
円形欠損の上下の端から、それぞれ反対方向に切開線を伸ばし、2枚の回転皮弁を作ります。
皮弁基部の長さは、欠損の最大直径の1.5倍を目安とします。
2枚の皮弁を互いに反対方向へ回転させ、欠損を閉鎖します。最終的な縫合線はZ字状になります。

O-Z形成術とV-Y rotation advancementの違い
両者の基本的な構造は似ており、主な違いは皮弁両端の処理方法です。
通常のO-Z形成術では、三角形の切除や追加切開によって余剰皮膚を調整します。
一方、V-Y rotation advancementでは、両端に追加切開を加え、V-Y方式で皮弁を前進させます。
つまり、O-Z形成術は主に回転によって欠損を閉鎖し、V-Y rotation advancementは回転と進展を組み合わせて閉鎖する方法です。ではありますが、O-Zの皮弁両端の処理によっては進展皮弁ともいえますので、両者の違いは少なそう。
▼ 関連項目
→ 皮膚フラップの設計を考える
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