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犬や猫が急にごはんを食べなくなる(食欲不振)と、とても心配になります。「好き嫌いかな」「そのうち食べるかな」と様子を見ることもありますが、食欲低下は病気のサインであることも少なくありません。特に猫では、食べない状態が続くこと自体が危険になることがあります。
食べない原因はたくさんあります
犬や猫が食べない理由には、胃腸炎、発熱、痛み、歯周病や口内炎、腎臓病、肝臓病、心臓病、腫瘍、ストレスなど、さまざまな病気があります。また、高齢になると認知機能の低下や筋力低下によって食事がうまくできなくなることもあります。
元気でも安心とは限りません
食欲がないとき、「元気はあるから大丈夫」と考えることがあります。しかし、動物は体調不良を隠すことがあります。特に猫は、かなり状態が悪くなるまで普段通りに見えることもあります。食欲低下が続いている場合は、元気そうに見えても注意が必要です。
こんなときは早めの受診をおすすめします
次のような場合は、様子を見すぎない方がよいと思います。
・水も飲まない
・吐いている
・下痢をしている
・呼吸が苦しそう
・ぐったりしている
・急に痩せてきた
・高齢である
・腫瘍がある
特に猫で24時間以上ほとんど食べない場合や、犬でも2~3日食欲が戻らない場合は受診を検討してください。
腫瘍の治療中では重要なサインです
腫瘍の治療中に食欲が落ちることがあります。腫瘍そのものの影響だけでなく、痛み、吐き気、発熱、貧血、薬の副作用などが関係していることもあります。「年だから仕方ない」「がんだから仕方ない」で終わらせるのではなく、原因を探すことが大切です。吐き気止めや痛み止めで改善することもありますし、食欲を支える方法が見つかることもあります。
無理に食べさせるべき?
食べないと心配になり、何とか食べさせたくなります。もちろん栄養は大切です。しかし、吐き気や強い体調不良がある状態で無理に食べさせると、かえって苦痛になることがあります。まずは「なぜ食べないのか」を考えることが大切です。
まとめ
犬や猫が食べないときは、単なるわがままではなく、病気のサインであることがあります。元気はあるか、水は飲めているか、吐いていないか、体重は減っていないかも重要な情報です。特に高齢犬や高齢猫、腫瘍のある犬や猫では、食欲低下は体からの大切なサインかもしれません。「そのうち食べるだろう」と様子を見続けるよりも、「なぜ食べないのだろう」を考えませんか。