重さ300gの冷却マットで、10kgの犬の体温は何℃下がる?

体温38℃、体重10kgの犬が、温度25℃、重さ300gの冷却マットに乗りました。犬と冷却マットの比熱が同じで、外部との熱の出入りがなく、両者の温度が完全に同じになると仮定します。犬の体温は理論上、何℃下がるでしょうか?

答え 約0.4℃

犬と冷却マットの温度差は13℃です。冷却マットが受け取れる熱量を、犬とマットを合わせた重さで分配すると、

13℃×300g÷10,300g=約0.38℃

となります。理論上の最終温度は約37.6℃です。

約0.4℃という数字は、冷却マットが受け取れる熱量を、犬の体温変化に換算した理論値です。

反対に、10kgの犬の体温を1℃上げるために必要な熱量については、次の記事で計算しています。
10kgの犬の体温が1℃上がるまで、何分?

冷却マットは熱中症対策の補助

ただし実際には、犬の全身がマットに密着するわけではなく、接触部分からマットへの熱移動にも時間がかかります。また、周囲の空気や床との間でも熱が移動するため、犬の深部体温が0.4℃下がるとは限りません。

冷却マットは犬の体温を大きく下げる装置ではなく、接触している部分の熱を一時的に受け取る道具です。マット自体が温まれば冷却効果はなくなるため、熱中症予防ではエアコンによる室温と湿度の管理が基本になります。
犬の夏の留守番、エアコンは何度?

実際には体温を一定に保つ働きがあるため、深部体温はほとんど変化しない可能性があります。その代わり、パンティングなどによって熱を逃がす負担が軽くなると考えられます。
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