セミントラ(テルミサルタン) 猫の腎臓病・高血圧のお薬

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セミントラ(一般名:テルミサルタン)は、猫の慢性腎臓病に伴うタンパク尿や、全身性高血圧の治療で使われるお薬です。腎臓に負担をかけるレニン・アンジオテンシン系の働きを抑え、タンパク尿や血圧を管理する目的で使用します。犬では承認薬ではなく、使用する場合は適応外使用です。

セミントラとは

セミントラは、テルミサルタンという成分を含む液体のお薬です。ARB、つまりアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬と呼ばれる種類の薬です。

アンジオテンシンⅡは、血管を収縮させたり、腎臓の糸球体に圧をかけたりする物質です。この働きが強くなると、血圧が上がり、尿タンパクが増え、腎臓への負担が大きくなります。セミントラはその作用を受容体のところで抑え、腎臓を守る方向に働きます。

どんな場合に使う?

猫では、慢性腎臓病に伴う尿タンパクの管理や、高血圧の治療で使われます。タンパク尿は、腎臓のフィルターから本来漏れにくいタンパク質が尿中に出ている状態です。タンパク尿が続くと、腎臓病の進行に関係することがあります。

また、高齢猫では慢性腎臓病や甲状腺機能亢進症などに伴って高血圧が見つかることがあります。高血圧は、目、腎臓、脳、心臓に負担をかけます。急に目が見えにくそう、ふらつく、元気がないといった変化の背景に高血圧が隠れていることもあります。

副作用と注意点

比較的使いやすい薬ですが、血圧を下げる薬であるため、脱水、食欲不振、急性腎障害、低血圧がある場合には注意が必要です。投与後に元気がない、ふらつく、食べない、吐く、ぐったりするなどの変化があれば相談してください。

犬にも使える?

犬では、テルミサルタンがタンパク尿や高血圧の管理に使われることがあります。

犬のタンパク尿では、腎臓病の種類、尿タンパククレアチニン比、血圧、腎機能、併用薬を見ながら判断します。ACE阻害薬やNSAIDsなどとの併用では、腎機能や血圧に影響が出ることがあるため、慎重なモニタリングが必要です。

まとめ

セミントラは、猫の慢性腎臓病に伴う尿蛋白や、高血圧の管理に使われる薬です。腎臓への圧を下げ、タンパク尿や血圧を管理することで、腎臓や全身への負担を減らす目的で使用します。

ただし、腎臓病そのものを治す薬ではありません。療法食、水分管理、血圧測定、尿検査、血液検査などと組み合わせて、その猫に合った治療を続けます。

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