執筆:圓尾 拓也(腫瘍科認定医・獣医学博士)
ある地域で確認されたフタトゲチマダニの月別咬着数をもとに、1年間のマダニ寄生リスクの合計を100として単純化すると、各月の相対的なリスクは次のようになりました。
・3月:1%
・4月:6%
・5月:15%
・6月:11%
・7月:24%
・8月:30%
・9月:6%
・10月:7%
11 + 24 + 30 = 65
答え:65%
ノミの増殖はTシャツの頃、と説明しましたが、ダニは冬用コートを脱ぐ頃から感染が始まる、という感じです。
これは「マダニ全体の感染リスク」ではなく、この研究で確認されたフタトゲチマダニの咬着例の季節分布です。兵庫県の全マダニ519例の調査では、咬着は12月まで確認されており、種類によっては11~12月にも活動します。したがって「11~2月はマダニ予防が不要」と結論づける数字にはできません。
▼ 関連記事
→ 犬・猫のダニ予防。なぜ必要か、どこまでやるべきか
