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日本で獣医師の専門資格として、腫瘍認定医が一番早くにできたと記憶しています。30年くらい前です。大学に通って腫瘍を勉強しているうちにその資格が欲しくなり腫瘍の沼に片足を突っ込みました。さらに放射線治療にも興味がわき大学のポストを得るために放射線取扱主任者という資格も取得しました。これによりどっぷりはまってしまいました。
放射線取扱主任者という資格は放射線管理に必要なのでなくてはならないもの。腫瘍認定医は、なくても腫瘍の治療はできるのです。ただ、この認定医という資格を持つことで腫瘍という病気を引き寄せる。知識を持って治療にあたると経験が増え治療が安定する。腫瘍認定医という資格を作ること自体、学問の進歩に寄与していると思う。
資格を取得してからは試験監督をすることもありました。受験者は、大学を卒業したばかりの若い方から60歳近くの方まで。
試験を受けて思うのは、若い子に有利。とくに大学を卒業したての場合には、国家試験で勉強した恩恵が残っております。一方、高齢の方はマークシートの書き方から忘れておられますのでその点も不利。記憶力の低下以前の問題。
暗記に強い、取得後に専門性を発揮できる、ということから身分の安定していない若い先生には頑張ってほしいですね。
資格をとると動物病院から資格手当が出るでしょう。大学では資格があっても手当はなかったなーという愚痴。資格のおかげで職にありつけ高額な機械を扱えました。一方、放射線管理という手間も増え、放射線治療はマンパワーが足りなくていつも孤軍奮闘。これは、医療・獣医療に関わらず、放射線治療はそういう立場らしい。
孤軍奮闘するなら独立してよかったと思う今日この頃。資格がものをいう、と思いたい。
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