カルプロフェンとは?犬の痛み止め

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カルプロフェンは、犬の痛みや炎症を抑えるために使われる非ステロイド性消炎鎮痛薬です。NSAIDsと呼ばれる薬の一つで、関節の痛み、足腰の痛み、手術後の痛みなどで使われることがあります。

炎症がある場所では、痛みや腫れに関わる物質が作られます。カルプロフェンは、その働きを抑えることで、痛みをやわらげ、動きやすくする薬です。痛みが軽くなると、立ち上がりやすくなる、散歩を嫌がらなくなる、段差を上りやすくなる、といった変化が見られることがあります。

犬ではよく使われる薬

犬では、カルプロフェンは比較的よく使われる痛み止めです。特に、変形性関節症のような慢性的な痛みや、手術後の痛みの管理で使われます。

一方で、長く使う場合には注意も必要です。胃腸、腎臓、肝臓に影響が出ることがあるため、年齢や体調によっては、血液検査を行いながら使います。

猫には基本的に使いません

カルプロフェンは、猫では基本的に使いにくい薬です。猫は薬を分解して体の外へ出す仕組みが犬と違い、カルプロフェンが体に残りやすくなります。

そのため、猫に繰り返し使うと、薬が体内に蓄積し、副作用の危険が高くなります。猫の痛み止めには、オンシオールやメタカムなど、猫での使用を考えて設計された薬が選ばれることがあります。猫に犬用の痛み止めを自己判断で使うことは避けてください。

注意したい副作用

カルプロフェンで注意したい副作用は、食欲不振、嘔吐、下痢、黒い便、元気消失などです。胃や腸に負担がかかると、吐いたり、便が黒くなったりすることがあります。

腎臓への影響にも注意が必要です。脱水しているとき、食欲がないとき、下痢や嘔吐があるとき、麻酔や手術の前後などでは、腎臓への負担が大きくなることがあります。

肝臓への影響が出ることもあります。まれですが、体質によって肝臓の数値が急に悪くなることがあるため、長く使う場合は定期的な検査が大切です。

併用に注意する薬

カルプロフェンは、他のNSAIDsやステロイドと一緒に使うと副作用が強く出ることがあります。プレドニゾロンなどのステロイド、メロキシカムやロベナコキシブなど他の痛み止め、人の痛み止めとの併用は危険です。

また、腎臓に影響する薬、利尿薬、心臓や血圧の薬を使っている場合も注意が必要です。すでに飲んでいる薬がある場合は、必ず動物病院に伝えてください。

自宅で見てほしいこと

カルプロフェンを使っている間は、食欲、元気、便の色、嘔吐、下痢、飲水量、尿量を見てください。いつもより食べない、吐く、下痢が続く、便が黒い、ぐったりする、尿が少ないといった変化があれば、薬を続けてよいか相談が必要です。

痛み止めは、効いていると動きがよくなるため、治ったように見えることがあります。しかし、無理に動きすぎると悪化することもあります。薬で楽になっている時期こそ、運動量を調整することが大切です。

最後に

カルプロフェンは、犬の痛みや炎症を抑えるために役立つ薬です。特に関節の痛みや手術後の痛みでは、生活の質を保つ助けになります。

ただし、安全に使うには、年齢、腎臓や肝臓の状態、脱水の有無、併用薬を確認することが大切です。猫には基本的に使わず、猫には猫に合った痛み止めを選びます。

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