犬・猫のしこりの見分け方|固い・柔らかい・動く違いを解説

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執筆:圓尾 拓也(腫瘍科認定医・獣医学博士)

1. しこり・できものを見つけたら
2. すぐに受診すべき「危険なしるし」
3. 様子を見る場合の注意点

しこり・できものを見つけたら

しこりやできものを見つけたときは、まず落ち着いて状態を観察することが大切です。

大きさが変わるかどうかは重要なポイントで、短期間で大きくなる場合は注意が必要です。一方で、長期間変化がない場合は良性の可能性も考えられますが、それでも完全に安心とは言えません。

口の中のしこりは気づきにくいため、日頃からチェックする習慣が重要です。特に食事の様子や口臭の変化などもヒントになります。

また、「痛くないしこりだから大丈夫」と思われることがありますが、腫瘍の多くは痛みを伴わないため、痛みの有無だけで判断することはできません。

なお、腫瘍は基本的に感染症ではないため、他のペットや人にうつることはありません

■ すぐに受診すべき「危険なしるし」

しこりの中には、早めの対応が必要なものもあります。

目安の一つとして「1 cmを超えるしこり」があります。この大きさになると、悪性腫瘍の可能性も考慮する必要があります。

また、短期間で急激に大きくなる場合は、炎症だけでなく悪性腫瘍の可能性もあるため、早めの受診をおすすめします。

猫のしこりは犬に比べて悪性の割合が高いことが知られており、小さくても注意が必要です。

■ 様子を見る場合の注意点

しこりの状態によっては、すぐに検査を行わず経過観察となる場合もあります。

ただし、「様子を見ましょう」と言われた場合でも、その後の変化が非常に重要です。もし大きくなってくるようであれば、早めに次のステップ(検査)に進む必要があります。

逆に、小さくなった場合でも安心とは限りません。炎症が落ち着いて見えにくくなっているだけの可能性もあり、診断をつけるタイミングを逃さないことが大切です。

参考として、ブルーベリー程度(約1 cm)のしこりには、すでに1億~10億個の細胞が含まれているとされています。見た目以上に進行している可能性があるため、早めの評価が重要です。

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