メタカムは、メロキシカムという成分の消炎鎮痛薬です。NSAIDsと呼ばれる痛み止めの一つで、関節の痛み、炎症、手術後の痛みなどをやわらげる目的で使われます。
メタカムはどんな薬?
メタカムは、体の中で炎症や痛みに関わる物質を抑えることで、痛みや腫れを軽くします。犬では関節炎や運動器の痛み、猫では急性の運動器の痛みなどで使われることがあります。
痛みが軽くなると、歩きやすくなる、立ち上がりやすくなる、食欲や元気が戻る、動きが自然になる、といった変化が見られることがあります。
犬と猫では注意点が違う
犬では比較的よく使われる薬ですが、猫ではより慎重に扱う必要があります。猫は薬を分解する力に特徴があり、NSAIDsの影響を受けやすい動物です。
猫用のメタカム経口懸濁液は、1日目と2日目以降で投与量が違い、反復投与は5日間までとされています。自己判断で長く続けたり、犬用の薬を猫に使ったりすることは避けてください。
副作用で注意すること
メタカムで注意したい副作用は、胃腸、腎臓、肝臓への影響です。食欲が落ちる、吐く、下痢をする、黒っぽい便が出る、元気がない、水を飲む量や尿の量が変わる、といった変化がある場合は注意が必要です。
特に、脱水しているとき、食べていないとき、血圧が下がっているとき、腎臓が弱っているときは、腎臓への負担が大きくなることがあります。
併用に注意が必要な薬
メタカムは、他の痛み止めやステロイドと一緒に使うと、副作用が強く出ることがあります。特に、プレドニゾロンなどのステロイド、他のNSAIDs、利尿薬、腎臓に負担をかける薬、抗凝固薬などとの併用には注意が必要です。
高齢の犬猫ではどう考える?
高齢の犬や猫では、関節の痛みを取ることが生活の質に大きく関わります。痛みが減ることで、歩く、食べる、トイレに行く、寝返りを打つといった日常の動きが楽になることがあります。
一方で、高齢になるほど腎臓や肝臓の機能が落ちていることもあります。そのため、長く使う場合は、血液検査や尿検査を行いながら、できるだけ少ない量で効果が出る使い方を考えます。
自宅で気をつけること
メタカムを使っている間は、食欲、元気、便の色、嘔吐、下痢、飲水量、尿量を見てください。いつもより元気がない、食べない、吐く、下痢が続く、黒い便が出る、ぐったりする場合は、薬を続けてよいか相談が必要です。
最後に
メタカムは、犬や猫の痛みをやわらげるために役立つ薬です。特に関節の痛みや手術後の痛みでは、生活の質を保つ助けになります。
ただし、安全に使うには、その犬や猫の年齢、腎臓や肝臓の状態、脱水の有無、併用薬を確認することが必要です。
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