10歳のきみへ。
犬や猫と暮らしていると、気になることがあります。
犬が何度も吠える。猫が机の上に乗る。手をかもうとする。ごはんのときに飛びつく。
こうした行動を見ると、つい「だめ!」と言いたくなるかもしれません。場合によっては、手が出そうになることもあるかもしれません。
でも、犬や猫は、叩かれる理由が分かりません。
「どうして?」
「何をすればよかったの?」
そう分からないまま、手が近づくことをこわがるようになることがあります。
こわくなると、かくれたり、逃げたり、さらに吠えたり、かんだりすることもあります。
しつけは、もぐら叩きではありません。叩かれる方はたまったものではありません。
悪いことを見つけて叩くことではなく、してほしい行動を分かりやすく伝えることです。
犬や猫が家の中で安心して暮らせるように、家族でルールを作っていきましょう。
我が家の犬(ウーピー)は、ご飯のときマテをさせました。静かに待つとご褒美。これにより、静かにお座りして待つようになりました。
手は、いいことをするためにあります
犬や猫に伝えたいことがあります。
人の手は、こわいものではないということです。
叩かれたり、強くつかまれたりした犬や猫は、手が近づくだけでこわがることがあります。知らない人が手を出したときに、びっくりして噛んでしまうこともあります。
だから、手はこわいものではなく、いいことをしてくれるものだと伝えていきます。
やさしく触る。
できたことを褒める。
手からごほうびをあげる。
嫌がっているときは、無理に触らない。
こうした関わりを続けることで、犬や猫は少しずつ安心します。
噛まないようにするためにも、怒るより、安心できる関係を作ることが大切です。
悪いことを探すゲームにしない
きみは、悪いところを見つけるのが上手いかもしれません。
吠えた。
飛びついた。
机に乗った。
手をかんだ。
でも、それを見つけるたびに叩いたり、大きな声で怒ったりしていると、犬や猫は「何をしても怒られる」と感じてしまいます。
そして、人の手が近づくと、こわくなって、噛んで自分を守ろうとすることがあります。
大切なのは、悪いことを見つけて怒ることではありません。
よい行動を見つけて、すぐに褒めることです。
静かに待てた。
座っていられた。
手をかまずにおもちゃで遊べた。
名前を呼んだらこちらを見た。
トイレでできた。
こういう小さな「できた」を見つけてください。
しつけは、悪いことを探すゲームではなく、できたことを見つけるゲームです。
まとめ
しつけは、叩いて矯正することではありません。
怒るより、してほしい行動を教えること。
できたときに、すぐ褒めること。
手をこわいものにしないこと。
悪いことではなく、できたことを見つけること。
それが、犬や猫と安心して暮らすためのしつけです。
10歳のきみには、むずかしく感じるかもしれません。
でも、まずはひとつでいいです。
「できた」を見つけて、やさしく褒める。
そこから始めてください。
🐾関連項目
→【犬や猫と一緒に暮らすルール】
→【犬はなぜ噛む?悪い犬と決めつける前に】
🐾 子ども動物病院
10歳の自分に伝えたい、犬や猫と暮らす前に知っておくと仲良くなれること。
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