犬や猫に「手はこわくない」と伝える|やさしい手の使い方

10歳のきみへ。

犬や猫にとって、人の手はとても近いものです。

なでる手。
ごはんをくれる手。
おやつをくれる手。
おもちゃで遊んでくれる手。

でも、その手で叩かれたり、急につかまれたり、追いかけられたりしたら、犬や猫はどう思うでしょうか。

「手が近づくと、こわいことが起きる」

そう覚えてしまうかもしれません。

だから、犬や猫に伝えてほしいことがあります。

人の手は、こわいものではない。

安心できるものだよ、ということです。

手でしてはいけないこと

犬や猫を叩かない。
強くつかまない。
しっぽを引っぱらない。
耳を引っぱらない。
急に顔の前へ手を出さない。
寝ているときに急にさわらない。
逃げているのに追いかけてさわらない。
こわがっているのに手を近づけない。
手でおどかさない。
怒った顔で手を振り上げない。

嫌なことを手ですると、犬や猫は手をこわがるようになります。

手が近づいただけで逃げたり、かくれたり、噛んで自分を守ろうとしたりすることがあります。

そして、きみの手だけをこわがるとは限りません。

ほかの人の手も、こわがるようになることがあります。

人間には、みんな手があります。

だから、手がこわくなるということは、人そのものをこわがることにつながるかもしれません。

犬や猫が人を信じられなくならないように、きみの手の使い方はとても大切です。

手でしてよいこと

やさしくなでる。

ごほうびをあげる。

おもちゃで遊ぶ。

水やごはんを用意する。

ブラッシングをする。

体に変なところがないか、やさしく見る。

できたことを褒める。

こわがっていたら、手を止める。

嫌がったら、無理にさわらない。

落ち着いているときに、ゆっくり手を近づける。

手は、安心を伝えるために使うものです。

急に触らない

犬や猫がかわいいと、すぐに手を出したくなるかもしれません。

でも、急に手が近づくと、びっくりします。

まずは、犬や猫の様子を見てください。

こちらを見ているか。
逃げようとしていないか。
耳やしっぽの様子はどうか。
体がこわばっていないか。

大丈夫そうなら、ゆっくり手を近づけます。

嫌がったら、そこでやめます。

やめることも、やさしさです。

手は、いいことをするためにある

犬や猫にとって、人の手が「いいことをしてくれるもの」になると、安心して人のそばにいられるようになります。

手からおやつをもらった。
手でやさしくなでてもらった。
手でおもちゃを動かして遊んでもらった。
嫌がったら、手を止めてくれた。

そういう経験が増えると、犬や猫は少しずつ安心します。

まとめ

犬や猫にとって、人の手はとても大切なものです。

叩く手にするのか。
おどかす手にするのか。
安心を伝える手にするのか。

それは、人の使い方で変わります。

手は、こわがらせるためではなく、安心を伝えるために使いましょう。

犬や猫が「手はこわくない」と思えるようにすること。

それも、一緒に暮らすための大切な約束です。

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