良いこと探しゲーム

10歳のきみへ。

しつけは、悪いことを見つけて怒るゲームではありません。

良いことを見つけて、ほめるゲームです。

たとえば、ジャーキーを小さく切って、空きびんや小さな容器に入れておきます。

そして、犬や猫が良い行動をしたら、ひとつだけあげます。

座ったら、ひとつ。
マテができたら、ひとつ。
静かに待てたら、ひとつ。
名前を呼んでこちらを見たら、ひとつ。
手をかまずに、おもちゃで遊べたら、ひとつ。

そのとき、おやつをあげるだけでなく、やさしい声でほめてください。

「いい子だね」
「上手だね」
「よし」

そう言いながら、犬や猫が嫌がらなければ、やさしくなでてもよいでしょう。

おやつと一緒に、ほめる声や、やさしくなでることをくり返すと、犬や猫は少しずつ覚えていきます。

「この行動をすると、いいことがある」
「この人の声は安心できる」
「この手はこわくない」

そう伝わっていきます。

慣れてきたら、おやつがないときでも、ほめる声や、やさしくなでることがごほうびになることがあります。

反対に、吠えているときや、飛びついているときには、あげません。

吠えたらもらえる。
飛びついたらもらえる。

そう覚えてしまうと、吠えたり飛びついたりすることが増えるかもしれないからです。

大切なのは、叱ることではありません。

良い行動を見つけて、その瞬間にほめることです。

ただし、おやつをあげすぎると太ってしまいます。

だから、このゲームをするときは、必ず大人と相談してください。

一日に使うおやつの量を決めて、小さく切っておくと安心です。

良いこと探しゲームは、犬や猫の悪いところを探すためのものではありません。

「できた」を見つける練習です。

きみが良いところを見つけるほど、犬や猫も安心して覚えやすくなります。

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