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Time is tissue とは、「対応が遅れるほど、取り戻せないダメージが増える」という考え方です。つまり、今日の一針、明日の十針です。迷っている時間そのものが、結果に影響します。
このTime is tissue. はもともと、人医療の救急分野で使われてきました。脳梗塞では「Time is brain(時間は脳)」、心筋梗塞では「Time is muscle(時間は心筋)」と言われ、治療までの時間がそのまま機能の損失につながると考えられています。
つまり、時間が経つほど組織は回復不能なダメージを受けるという前提です。
腫瘍の場合、この考え方は少し形を変えて当てはまります。がんは急性疾患のように数時間で変化するものではありませんが、時間とともに確実に進行します。
小さいうちは切除できたものが、大きくなることで難しくなる。局所にとどまっていたものが、転移により治療方針が変わってしまう。目に見えない形で「治療の選択肢が減っていく」ことが問題になります。
これは、発見してからの時間だけではありません。「気づいてから受診するまで」「受診してから診断がつくまで」といった過程も含まれます。特に、「様子を見てよいか迷っている時間」は、最も結果に影響しやすい部分です。
まず、状況を把握することが大切です。評価したうえで経過観察を選ぶのと、判断せずに放置するのは全く別のものです。多くの場合、早い受診は大きな不利益になりませんが、遅れることで選択肢が狭まることはあります。
迷っている間にも病気は進みます。今日であれば一針でよかったものが、明日だと十針も必要となる。恐れずにまず行動。
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