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10歳のきみへ。
犬や猫と暮らしていると、いつかお別れの日が来ます。
その日を考えるのは、とてもつらいことです。
でも、犬や猫は人より早く年をとります。家族より先に旅立ちます。
亡くなったあとに、体をきれいに整えて、静かにお別れをしましょう。
これをエンゼルケアと呼びます。
ありがとうを伝える時間です。
涼しい場所で、静かに寝かせる
亡くなったあとは、涼しい部屋で、静かに寝かせます。
お気に入りの毛布や、いつも使っていたタオルを敷きしょう。
すぐに何かをしなければいけない、というわけではありません。
声をかけたり、なでたりしながら、家族で少し落ち着く時間を作ってください。
体をやさしく整える
口元やおしりのまわりが汚れているときは、湿らせたタオルで、やさしく拭きます。
毛並みを整えたり、目をそっと閉じたりすることもあります。
でも、無理に動かす必要はありません。
きみにできることは、そばにいることです。
子どもが全部しなくていい
火葬のこと、病院への連絡、体を冷やすこと、どこに安置するか。
そういうことは、大人が考えます。
きみは、泣いてもいいです。
何も言えなくてもいいです。
少し離れていたくなっても、それも悪いことではありません。
ありがとうを伝える
お別れの時間に、何を言えばいいか分からないことがあります。
でも、特別な言葉でなくて大丈夫です。
「ありがとう」
「大好きだよ」
「うちに来てくれてありがとう」
そう伝えるだけでもよいと思います。
絵を描く。
手紙を書く。
写真を見ながら思い出を話す。
そういう形で、気持ちを伝えることもできます。
まとめ
エンゼルケアは、完璧にするためのものではありません。
犬や猫の体をやさしく整え、家族が静かにお別れするための時間です。
そばにいること。
ありがとうを伝えること。
大人に任せること。
悲しい気持ちをがまんしないこと。
犬や猫と過ごした時間は、亡くなったあとも、きみの中に残ります。
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