フィラリア予防薬が出回り始めた当初は「6月から11月まで、月1回」だったと記憶しています。ところが、夏が早くなったり、冬が遅くなったり、一年中がいい、など色々な情報が出回り何が本当かわからなくなりました。
感染期間を決める目安になるのがHDU(Heartworm Development heat Unit)法があります。ただ、最低気温や最高気温を求めて足して・・・130って???
そんなときにChat先生が答えてくれるではありませんか。さあ、ごらんあれ。
執筆:圓尾 拓也(腫瘍科認定医・獣医学博士)
HDU法とは?
フィラリアの幼虫が蚊の体内で感染可能な段階まで成長するには、一定以上の気温が必要です。
1日のHDUは、
(最高気温+最低気温)÷2-14℃
で計算し、マイナスの日は0とします。春から合計が130を超えた日が感染開始、秋に直近30日間の合計が130を下回った時点が感染終了の目安です。
以前は毎日の気温を調べて計算するのが面倒でしたが、今ならChat先生に頼めます。
Chat先生への聞き方
次の文章の「〇〇市」を自分の地域に変えて聞いてみてください。
気象庁の日別最高・最低気温を使い、〇〇市に最も近い観測地点のフィラリアHDUを計算してください。1日HDUは「(最高気温+最低気温)÷2-14」、マイナスは0とします。累計130超を感染開始、直近30日間の合計130未満を感染終了として、感染開始・感染終了・投薬開始・最終投薬を分けてください。観測地点と参照元も示し、データを確認できない場合は推測しないでください。
ふつうに「〇〇市のフィラリア予防期間をHDUで計算して」でもいいと思うのですが、Chat先生が上記がいいというものですから・・・。
感染期間と投薬期間は違う
月1回タイプの予防薬は、犬の体内へ入った幼虫を後から駆除する薬です。そのため、一般には感染開始の約1か月後から投薬し、感染終了の約1か月後まで続けます。
→ フィラリア予防薬は成虫にも効く?スローキル
特に大切なのは最後の1回です。蚊を見かけなくなっても、自己判断で終了しないでください。
→ フィラリアの薬を飲み忘れたら?
HDUは便利な目安ですが、観測地点や薬の種類によっても投薬期間は変わります。計算結果を参考にしつつ、最終的にはかかりつけの動物病院の指示に従ってください。
▼ フィラリア予防について詳しく読む
→ 犬のフィラリア予防|薬を飲ませる期間と検査の必要性
▼ まるおどクイズ
→ フィラリア予防、夏の3か月だけでどれくらいカバーできる?
