犬の爪を切る、少しだけ、安全に

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10歳のきみへ。

犬の爪を切ったことはありますか。動物病院では、爪切りはよくある仕事です。爪を切るのはトリマーさんのお仕事と思うかもしれませんが、動物病院でも「ついでに」と頼まれることがあります。

本来、犬の爪は、歩いているうちに少しずつ削れます。よく歩く犬では、爪切りをあまりしなくてよいこともあります。でも、親指の爪は少し特別です。親指は地面につかないことが多いので、歩いても削れにくく、伸びすぎることがあります。

爪には、神経があります

犬の爪をよく見てください。地面に当たっている爪は、先が平らに削れているかもしれません。

爪の断面を見ると、えんぴつみたいに、外側の硬いところと、中心の部分があります。中心には、血管や神経があります。そこを切ってしまうと、痛くて血が出ます。

だから、犬の爪切りでは、短く切ることより、安全に少しずつ整えることが大切です。

切るなら、先を少しだけ

子どもだけで、犬の爪を切る必要はありません。爪切りは、大人や動物病院に任せてよいお世話です。もし大人と一緒に練習するなら、いきなり深く切らないでください。

爪のかどを、少しだけ整えるくらいで十分です。大きく切るのは大人に任せましょう。犬用の爪切りを使ってください。爪の硬いところを薄くできれば、あとは散歩で削れます。そこまで含めての爪切りでいいのです。

爪切りを楽しいことにする

爪切りで大切なのは、きれいに切ることだけではありません。ご褒美を用意してください。

足をさわれたら、ご褒美。
爪切りを見ても逃げなかったら、ご褒美。
爪の先を少し切れたら、ご褒美。
落ち着いていられたら、ご褒美。

一度に全部の爪を切ろうとしなくて大丈夫です。爪切りの目的は、ただ短くすることではありません。

「爪切りはこわくない」
「爪を切るといいことがある」

爪切りは、一生必要ですからね。

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