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10歳のきみへ。
もし、大きな地震や大雨がきて、家から避難しなければならなくなったら、犬や猫もいっしょに連れていきたいよね。
でも、そのときに必要なのは、犬や猫だけではありません。
人が飲む水や食べ物、薬、スマートフォンなども持っていかなければなりません。犬や猫にも、ごはん、水、薬、トイレ用品などが必要です。
では、その荷物をぜんぶ持って、本当に避難できるでしょうか?
一度、家族みんなで試してみましょう。
まず、どこへ逃げるか調べてみよう
おうちの近くには、災害のときに逃げる場所があります。
まずは、お父さんやお母さんといっしょに「ハザードマップ」を見てみましょう。
ハザードマップは、大雨で水があふれやすい場所や、土砂くずれが起こりやすい場所などが書いてある地図です。
逃げる場所がわかったら、そこまでどの道を歩くかも考えてみます。
いつもは安全な道でも、地震でブロック塀がくずれたり、大雨で川や水路の水が増えたりすることがあります。
「この道が通れなかったら、ほかの道はあるかな?」
そんなことも家族で話してみてください。
持っていくものを集めてみよう
次に、本当に避難するときに持っていくものを集めてみます。
人には、水、食べ物、薬、着替え、スマートフォン、モバイルバッテリーなどが必要です。
犬や猫にも、ごはん、水、薬、トイレ用品などが必要です。
猫ならキャリーケースに入れて運ぶことになります。犬ならリードをつけて歩いたり、小さな犬ならキャリーに入れたりすることもあります。
全部を一か所に集めてみると、
「こんなにたくさんあるんだ」
とびっくりするかもしれません。
実際に持って歩いてみよう
天気のよい日に、家族で避難場所まで歩いてみましょう。
できれば、本当に持っていく予定の荷物も持ってみます。
猫が入ったキャリーは、それだけでもかなり重くなります。
そこに人の水や食べ物、犬や猫のごはんまで加わると、もっと重くなります。
歩いてみると、
「重くてずっと持てない」
「この道は犬と歩きにくい」
「一人では全部持てない」
「こっちの道のほうが安全そう」
ということに気づくかもしれません。
防災用品は、持っているだけでは十分ではありません。
本当に持って逃げられるかどうかも大切です。
だれが何を持つか決めてみよう
家族みんなで避難するときは、役割を決めておくと安心です。
だれが犬を連れていくのか。
だれが猫のキャリーを持つのか。
だれが人の荷物を持つのか。
きみにも持てるものがあるかもしれません。
でも、無理に重いものを持つ必要はありません。
大切なのは、家族みんなでどうやって逃げるかを知っておくことです。
それから、災害が起きたときに、家族全員がおうちにいるとは限りません。
「お母さんしか家にいなかったら?」
「お父さんと自分だけだったら?」
そんな場合も考えてみましょう。
車が使えないこともある
「うちは車があるから大丈夫」と思うかもしれません。
でも、大きな災害では、道路が通れなくなったり、ものすごく渋滞したりすることがあります。
だから、歩いて避難することも考えておく必要があります。
犬や猫といっしょに歩くと、いつもの散歩とは少し違います。
猫のキャリーを持ったまま歩けるかな。
犬は人や車がたくさんいる場所でも歩けるかな。
実際に試しておくと、いろいろなことがわかります。
年に一度、家族でやってみよう
避難の練習は、むずかしいことをする必要はありません。
天気のよい日に、家族みんなで避難場所まで歩いてみるだけでも大丈夫です。
帰ってきたら、
「荷物は重すぎなかった?」
「足りないものはなかった?」
「危ない道はなかった?」
「犬や猫はちゃんといっしょに行けそう?」
と話してみましょう。
一年に一度、犬や猫の防災用品を確認する日を決めておくのもおすすめです。
もしもの日に、大切な家族を守るために
犬や猫は、自分で避難場所を調べたり、防災用品を準備したりすることはできません。
だから、人が準備してあげる必要があります。
でも、これは大人だけの仕事ではありません。
きみも、
「犬のリードはどこにある?」
「猫のキャリーはすぐ出せる?」
「どこへ逃げるんだっけ?」
と家族と話すことができます。
それだけでも、立派な防災です。
犬や猫も、大切な家族のひとり。
まずは今日、おうちの人といっしょに「もし避難することになったら、どうする?」と話してみてください。
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